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第42回衆議院議員総選挙

◆田中外相・野上次官の更迭に関して

〜真紀子・宗男の対立は本質ではない〜

*嘘をついてるのは鈴木議運委員長と野上次官

東京で行われたアフガニスタン復興会議へのNGO参加問題を巡って国会が紛糾し、その結果1月30日未明に小泉首相が田中外相・野上次官を更迭、鈴木宗男衆議院議員運営委員長が辞任するという事態にいたりました。子供のけんかの如く、「言った」「いや、言わない」のやりとりが国会内外で繰り広げられ、現在はその真相がうやむやのまま、喧嘩両成敗という手法がとられようとしています。

田中外相については、その資質と見識において、私はかねてから即時辞任を主張してまいりました。しかし、今回の件については、NGO代表者や外務省内部の生の話を総合的に勘案すると、嘘をついているのは明らかに鈴木議運委員長と野上次官であり、この件での外相更迭は筋が通らないと私は考えます。


*問題の本質は外務省が利権を貪る議員に私物化されたこと

今回の騒動で、看過できない重要な問題が幾つかあります。その一つは、国民の代表が集まる国会の場で、平気で嘘がまかり通っていたということです。国会での議論はまさしく公の場での発言であり、真実が語られるのが当たり前であるにもかかわらず、平然と嘘が語られることは絶対に許されることではありません。

また、これは氷山の一角ではないかという疑念が生まれるのも当然ではないでしょうか。言論の府への重大な冒涜であり、国会の権威を著しく落としめてしまいました。さらに問題なのは、外務省という官庁が一部であれ一議員に私物化されていることです。理由は極めて単純で、外務省の所掌事務に入り込み、自らの影響力を高めると共に、利権を貪ろうとしているからに他なりません。沖縄サミット参加業者への介入、北方領土返還後のビジネス、旧ソ連圏における天然資源開発や経済交流など取り沙汰された利権漁りは枚挙に暇がありません。この問題こそ、今の自民党政治の本質だと私は考えます。


*この問題を、利権政治を打破する突破口にしなければならない

小泉首相は景気対策優先を理由に、この問題の幕引きを図ろうとしています。確かに経済・金融問題、また悪化する雇用情勢を考えると政治には一刻の猶予も許されません。

しかし、国会では嘘を平気でついていいということを放置したまま、重要議論を議論できるでしょうか。また、いくら景気対策といって税金を使っても、それを食い物にする政治家を野放しにしておいて、本当の景気対策ができるのでしょうか。だからこそ、この問題を、今後も徹底的に追求していくということを、皆様にはご理解いただきたいと思います。