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159回-衆-農林水産委員会-04号 2004/03/04 (3P/5P)

■前原委員
 鳥インフルエンザを発症させてしまった農場のみならず、三十キロ圏内における、きょうはそういったところにも行かせていただきましてお話を伺ったんですが、要は、三十キロ圏内に指定をされると移動制限がかけられて、鶏の出荷はもちろんのこと、卵というものも出せない、ふんも移動させられないと。そういったところは、みんな鶏、元気なわけですね。卵は産み続けるし、ふんはし続ける。また、餓死させない限りはえさも与え続けなきゃいけない。お金はかかって出荷ができなくて、まさに、むしろ、発生をした農家よりも、三十キロの移動制限区域内に指定された農家はもう悲鳴を上げていて、一刻も早い国としての対応というものが待たれる、こういうことをおっしゃっていました。

 つまりは、卵や肉、それからそれをどういうふうに処理するのか、あるいは処理したときの、本来なら売れた部分の補償はどうするのかということ、ちょっと分けてお話ししたいので、その点について、移動制限区域内に指定をされた農家の卵、そうした鶏肉、そういったものの、本来なら売れたものが、やめろといってそれっきりなわけですよね。つまりは、移動しちゃいけない、動かしちゃいけない、出荷しちゃいけない。しかし、先ほど申し上げたような状況ですから、そういった農家は本当に困り果てているわけです。

 そういう農家については、どういうふうな対策をとるおつもりなのか。私は、融資とかそういうものでは間に合わないと思います。つまりは、やはり所得補償とか所得補てんとか、そういったものが必要だと思いますが、大臣のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
■亀井国務大臣
 移動制限区域内におきます鶏卵の損失が多額に上ることでありまして、この移動制限が確実に実行されることがまた必要であります。

 そういう面では、国は、その一部、いわゆる価値の減少分の二分の一、また、輸送と保管、これらの二分の一の助成を山口県のケースでしたわけでありまして、あと、県の御配慮もちょうだいしておるわけでありまして、そういう面で、山口県のケースがありますけれども、この問題にこれからどう対応するか。特に鶏ふんの問題等々は、やはり移動できないわけでありますので、それはいろいろな面から、各方面からその補助の問題等々については十分考えてまいりたい、こう思っております。

■前原委員
 考えていただくのはありがたいんですけれども、例えば、さっきおっしゃった二分の一、それは山口のケースから当てはめるということは知っております。しかし、それでは全く、多分対応できないんだろうと思うんですね。全く出荷できないし、つまりは、売り上げが上がらないけれどもえさ代だけはいつものとおり出ていく、しかもその保管場所に困っている。

 後で質問をしようと思いましたけれども、ふん、鶏ふんですね、これについての置き場所がもうなくなってきて、例えば、私がきょうお話を伺ったところは、川のほとりなんですね。つまりは、そういった川に本当に流さざるを得ないような状況、あるいは崩れていって川に流れ出るような状況にまで鶏ふんが堆積していっている、こういうところもあるわけです。

 ですから、私は、補助を考えていただくのはありがたいですけれども、やはりこういう事態で求められているのは、スピード、そしてやっぱり決断だと思います。そういう意味で、早くメッセージを、そういう三十キロの制限区域内に指定された農家の方々に対して、考えているじゃなくて、こういう方向でやりますというような、明確な農水大臣のリーダーシップというのが今求められていると思うわけでありまして、その点についての決意をお聞かせいただきたいと思います。

■亀井国務大臣
 昨日、私、見てきた経緯を踏まえまして、今、役所におきましてもスピードを持って対応するように検討させておりますので、できる限りその結論を出してまいりたい、こう思っております。

■前原委員
 ぜひスピード感を、よく理解はしていただいていると思いますけれども、毎日毎日が、本当に、卵はたまっていく、保管場所をどうするんだ、鶏ふんが堆積していく。要は、それがまだ春先ですので、まだいいんですよね。これがまた、違う病気の発生とか蔓延とか、それは浅田農産の埋め立ての場面もそうですけれども、においも非常にすごいし、また、そういった部分での二次被害、鳥インフルエンザウイルス以外の何かそういった危険性も私は放置できないので、ぜひスピード感を持ってその点については対応していただきたいと思います。

 また、これも要望を西川運用局長に、防衛庁にさせてもらいたいと思いますが、知事と話し合ってきた中で、やはりそういった三十キロの制限区域内で養鶏農家を営んでおられるところについても、今申し上げたとおり、卵の堆積は多いわ、鶏ふんの堆積も物すごい量に及んでいる。やっぱり穴を掘ってその地区で埋めるということが必要になってくるわけでありますが、費用あるいはマンパワーの点でも、そういった人たちももうお手上げの状況であります。先ほどの御答弁にもう尽きると思いますので要望だけしておきますが、府と緊密に連携をとっていただいて、そういった部分のマンパワーの提供についてもぜひお願いをしたい。

 とにかく、早期に対処して早期に処理をしなければ、違う病気あるいは二次感染というおそれが非常に高い劣悪な状況だというふうに私は思います、三十キロ圏内については。そういう危機意識を持っておりますので、ぜひ、先ほど御答弁をいただいたように、府と話をしていただいて、その対応について遺漏なきをお願いしたいと要望させていただきたいと思います。

 さて、大臣、私は、実は、きょう行ったところの一つは三十キロ圏外なんです。三十キロ圏外は、移動制限区域ではありません。出すことができるわけです。出荷することができるわけでありますが、三十キロ区域内と同様に、もう移動できない。つまりは、返品とか、丹波の、出たところの近くだから同じように引き取ってくれ、こういうことで、結果的には、三十キロ制限区域内と同じような状況に今農家がなりつつある、こういうことであります。つまりは、三十キロ圏外、三十キロ圏内、余り変わりなく、後で質問いたしますが、風評被害も含めて、鶏、卵、これが出荷できないような状況になってきている、こういう状況なんです。

 したがって、三十キロ圏外についても準じた対応というものが求められるというふうに私は思いますけれども、今の措置、並びにそれをさらにバックアップするような措置をぜひ考えていただきたいと思うわけでありますが、農林水産大臣の御答弁をお願いしたいと思います。