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151回-衆-国土交通委員会-02号 2001/02/23 (1/6)

次に、前原誠司君。

■前原委員

民主党の前原でございます。
扇国土交通大臣と、それから後ほど道路公団の藤井総裁に質問をさせていただきたいと思います。
まず、扇大臣に質問をさせていただきますけれども、今赤城委員に対して、国土交通省、つまり四省庁の統合のメリットというものをお話しされました。私が聞いていて、期待をする部分と、また余り理解のできない部分がございましたので、四省庁の統合の意義とか効果について少々議論をさせていただきたいと思います。

少々意地の悪い数字をまず挙げさせていただきますけれども、再編前の定員は、北海道開発庁、国土庁、運輸省、建設省合計して六万八千四百二十七名でございました。それで、再編後の定員は六万六千十二名になっております。ただ、その中に、独立行政法人へ移行している者が千八百六十六名おられまして、つまりは、再編に伴う定員の削減というのは百八人しかない、こういうことであります。
何も数を減らすことのみが統合のメリットではないと思いますけれども、今おっしゃっていたような施策の充実、あるいは別々にやっていたものを統合するということになれば、当然ながら人とか予算にその結果が見えてくるべきであって、それが一番国民にわかりやすい話であると思います。

そこに関して、統合したところだからということなのかもしれませんが、人それから予算については、予算もきょう御説明をいただきましたけれども、予算規模につきましてはほとんど変わっていない、こういう状況であります。この予算の概要、国土交通省からいただいた資料を見ても、しつこいぐらいに連携、連携ということで統合効果をアピールされている部分があるわけですけれども、少なくとも人と予算のところにはそれが反映をされていないのではないかというふうに思いますが、それについてお答えをいただきたいと思います。

■扇国務大臣

 前臨時国会のときにも前原先生からいろいろお話ございまして、想定してお答えしたことがございますけれども、実際に国土交通省としてスタートして初めての審議でございますので、私は、前回にお答えしたプラスアルファというものがあろうと思います。
 そういう意味で、今、人員の整理ができていないじゃないか、わずかこれだけではないかとおっしゃいますけれども、我々国土交通省は、陸海空、それに海上保安庁、気象庁等々、あらゆる国民の生命財産を守る基本的な大事な任務を負っております。

ですから、ただ削減したらいいというものではなくて、まず国土交通省、四省庁統合した機構というものはどうあるべきか、そういうものも私は昨年の臨時国会のときに先生にお答えして、国土交通省としてはこういうふうに四省庁連携していきたいんだというお答えをしたのを記憶しておりますけれども、少なくとも、今、国土交通省としてスタートして、この四省庁の統合の機構がいかにあるべきかという機構の確立というものがまず大前提でございまして、私は、人数を切るだけでそれが達成できたと思いませんし、よりこの機構を少数で確実にするということで行政改革の大きな道筋をつけるという今途上にあるということをぜひ御理解いただきたいと思いますことが一点。

 もう一つ。予算に関しましては、昨年、皆さん方、本当に全会一致で公共工事の入札と契約に関する適正化法を通していただきました。少なくとも我々は、工事というものの必要性と、そして、よりそれを短期に集中的にする、予算は同じ額でも使うところが違うというふうに御理解いただき、この適正化法を利用しながら、活用しながら、むだなものを省いて、より必要欠くべからざるところへ集中的にするということによってスピードアップをし、スピードアップをすることによってコストダウンをする、そういう基本的な国土交通省の理念に沿って政策の実行をしてまいりたいと思っております。

■前原委員
多分、一般の国民からして、一緒になった、そして連携をした施策をより進めていくんだ、機構のあり方についてはこれから、途上であるということなんですけれども、そこまでは総論として理解ができても、先ほど申し上げたように、何も人員削減というものがすべてではないと私も思っておりますけれども、統合のメリットが出るのであれば、当然ながら人員削減というものはついて回るものだ、これは組織の論理としては当たり前だと私は思うんですね。それを棚上げして、一緒になった、そして連携した施策を進めていくということだけを言われても、私は国民には響いてこないというふうに思います。

それから、予算も変わっていないということに対して、いや、使うところを大きく変えたんだというふうなことでありますけれども、平成十三年度予算概要、国土交通省から出してもらったものの六ページ。つまり、国土交通省関係公共事業予算額の伸び率、ほとんど変わっていないじゃないですか。配分を変えたとかいうことでかなり大きなことをおっしゃっておりましたけれども、配分が大きく変わったのはただ一つ、新幹線だけ。これが二・一三倍。あとはほとんど一緒か、〇・九九とか〇・九八とか〇・九七あるいは一・〇九とか一・〇八ということで、ほとんど配分が変わっていないじゃないですか。

つまりは、おっしゃっていることは言葉の上辺だけのことであって、統合のメリットというものは、予算にもあらわれてきていないし、人員にもあらわれてきていないということの証左だと私は思うのですね。
 よくお話をされる大臣ですので、私が話すことにコンパクトにお答えをいただきたいと思うわけでありますが、ここの一つの大きなポイントを私から少し申し上げましょう。

なぜ統合のメリットというものが予算とか人員に返ってこないのか。

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